羽馬研究室は、東京大学大学院総合文化研究科 先進科学研究機構 ならびに、
東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻 相関基礎科学系 の D2 グループに所属しています。
入試案内については、ここをご参考ください。

羽馬研究室では、物理化学的手法を用いて「宇宙の塵(星間塵)」や「地球の大気エアロゾル」、「植物の葉」といった、
これまでの表面科学ではほとんど注目されていなかった複雑な物質の表面や界面で、何がおきているのかを調べています。

進学については、物理や化学、天文学や地球大気化学の知識はあるに越したことはないですが、
これらに対して、興味や何となく面白そうといった印象があれば、まずは十分だと思います。
(それでも入学試験に合格する必要はあるのですが...)

また「何となく研究に興味はあるけど、まだ自分が何を研究したいのかわからない」といった方も、遠慮なく見学しにきてください。
羽馬自身、大学で研究をするようになってから、
「こんなこともわかっていないんだ」あるいは逆に「こんなことまでわかるんだ」と、
後天的に自然科学にはまっていき、大学院に進むことを考えるようになったので、
まだ研究をしたことがない学生の方々にとっては、むしろそれくらいのほうが自然な気もします。

進学や就職活動に関連して,研究室で学べることをまとめますと、
(1) 天文学や惑星科学、地球大気化学といった地学的な知見
(2)化学(とくに反応動力学や速度論といった物理化学)や分光学(物質と光の相互作用)など、物質の性質に関する知見
(3)技術・工学的な側面として、真空工学や低温工学に関する知見
などになります。どの学問も、最近の科学や産業を支える大切なものばかりですので、
その価値や面白さの一端でも良いので、知ったり身につけてもらえればうれしいです。

以上、だらだら書いてしまいましたが、
羽馬研究室の具体的な研究内容に興味がある方は、まずはResearchにある記事をご覧ください。
ただ、これらの日本語の記事は不特定多数の読者に向けたものですので、
専門外の方にはマニアックすぎ、専門家には説明不足過ぎるかもしれません。
そのため、読んでも何が書いてあるのかよくわからない、というのも(書いた自分が言うのも変なのですが)もっともな話です。
ですので、羽馬の研究に質問がある方、とくに大学院への進学や研究室の見学をお考えの方は、いつでもメールでご連絡ください。
メールや見学を通して、時間をかけて説明するほうが誤解が少なくて良いと思います。